リストアするファイルの検索方法
リストアするファイルの検索方法
Arcserve Backup を使用すると、リストアしたいファイルを簡単に検索できます。さまざまなシステム要件および環境が考えられるため、Arcserve Backup には、リストアするデータ(つまりソース)を選択する以下の方法が用意されています。
ツリー単位 -- この方式では、Arcserve Backup でバックアップまたはアーカイブした表示されているディレクトリおよびファイル、特定のディレクトリまたはドライブをリストアできます。必要なデータがどのメディアに入っているかわからないが、どのコンピュータからそのデータがバックアップまたはアーカイブされたかがわかっている場合は、この方法を使用します。
[ツリー単位]では、バックアップまたはアーカイブの最後のインスタンスのみが表示されます。それ以外のインスタンスをすべて表示し、アクセスするには、リストアするオブジェクトを選択して[復旧ポイント]ボタンをクリックします。同じドライブの部分バックアップ/アーカイブが複数回行われた場合、[ツリー単位]では、最後のバックアップ/アーカイブのみが表示されます。ただし、ドライブのフル ボリューム バックアップ/アーカイブがある場合は、最後の部分バックアップ/アーカイブではなく、最後のフル バックアップ/アーカイブが表示されます。
[マシン名]フィールドでは、名前の一部でフィルタした検索が可能です。名前の任意の一部を入力すると、関連する項目の一覧が表示されます。たとえば、名前が「BB」を含むマシンが複数ある場合、[マシン名]フィールドに「BB」と入力し、[更新]ボタンをクリックします。関連するマシンが表示されます。[マシン名]フィールドでは、完全一致検索およびワイルドカード検索もサポートされています。
注: リストア マネージャは、512 バイトを超えるパスを表示できません。これにはドライブ文字、またはネットワーク サーバ名およびネットワーク共有名も含まれます。1 バイト言語では、これはおよそ 500 文字に相当します。1 バイト文字、マルチバイト文字、およびそれらの組み合わせを含むマルチバイト言語では、512 バイトは 250 ~ 500 文字に相当します。マルチバイト文字のみを含むマルチバイト言語では、512 バイトはおよそ 250 文字に相当します。ファイル パスが 512 バイトを超える場合、切り捨てが発生します。切り捨てが行われたディレクトリからデータをリストアするには、名前が切り捨てられていないパスの最後のディレクトリからリストア ジョブをサブミットする必要があります。
注 : Arcserve Backup では、[リストア マネージャ]ツリーからテキスト ファイルに結果をエクスポートできます。セッション、メディア、ディレクトリ、またはサーバ ノードを右クリックし、[データのエクスポート]をクリックします。ローカル ドライブにファイルを保存します。
検索 -- [検索]ボタンをクリックして、特定のファイルまたは似たような名前を持つファイルのグループのバックアップまたはアーカイブを検索します。Arcserve Backup では、[検索]フィールドに、ファイル拡張子を含め最大 255 文字のファイル名を指定できます。完全なファイル名がわからない場合、ワイルドカード文字「*」や「?」を[検索]フィールドに指定して、検索の結果を簡単にすることができます。
注: この検索を利用したリストア方式は、データベース エンジンが停止している場合は機能しません。
例:
ドライブ D:\ には、1 週間単位でバックアップ/アーカイブされる 2 つのディレクトリ、D:\Temp および D:\Documents が含まれます。D:\Temp と D:\Documents は両方とも、4 月 21 日と 4 月 28 日にバックアップ/アーカイブされました。ドライブ D:\ のフル バックアップ/アーカイブは 4 月 1 日に実行されました。
リストア マネージャには、4 月 1 日に実行されたドライブ D:\ のフル バックアップ/アーカイブに関連するインスタンスが表示されます。
D:\Documents の 4 月 28 日のインスタンスをリストアするには、[ツリー単位]のリストアで D:\Documents ディレクトリを選択し、[復旧ポイント]をクリックします。[復旧ポイント]ダイアログ ボックスで、4 月 28 日のインスタンスを選択し、[選択]ボタンをクリックします。
セッション単位 -- セッションを選択し、リストアするファイルとディレクトリを選択できます。メディアの名前はわかっているが、リストアしたいセッションが不明な場合は、この方法を使用します。
このリストア方式は、データベース エンジンが停止している場合は機能しません。
デデュプリケーション デバイスはセッション単位をサポートしますが、多くの場合、数千のセッションが含まれます。ボリュームを管理するための表示方法を指定するよう求められます。
[メディア名]フィールドでは、名前の一部でフィルタした検索が可能です。名前の任意の一部を入力すると、関連する項目の一覧が表示されます。たとえば、名前が「BB」を含むセッションが複数ある場合、[メディア名]フィールドに「BB」と入力し、[更新]ボタンをクリックします。関連するセッションが表示されます。[メディア名]フィールドは、完全一致検索およびワイルドカード検索もサポートしています。
注: リストア マネージャは、512 バイトを超えるパスを表示できません。1 バイト言語では、これはおよそ 500 文字に相当します。1 バイト文字、マルチバイト文字、およびそれらの組み合わせを含むマルチバイト言語では、512 バイトは 250 ~ 500 文字に相当します。マルチバイト文字のみを含むマルチバイト言語では、512 バイトはおよそ 250 文字に相当します。ファイル パスが 512 バイトを超える場合、切り捨てが発生します。切り捨てが行われたディレクトリからデータをリストアするには、名前が切り捨てられていないパスの最後のディレクトリからリストア ジョブをサブミットする必要があります。
注 : Arcserve Backup では、[リストア マネージャ]ツリーからテキスト ファイルに結果をエクスポートできます。セッション、メディア、ディレクトリ、またはサーバ ノードを右クリックし、[データのエクスポート]をクリックします。ローカル ドライブにファイルを保存します。
照会単位 -- ファイルまたはディレクトリの名前を見つけ出すための検索パターンに基づいて、ファイルをリストアします。リストアするための照会の種類(たとえば、[すべて](デフォルト)、[バックアップ セッション]、または[アーカイブ])を指定できます。リストアするファイルまたはディレクトリの名前はわかっているが、バックアップまたはアーカイブ元のコンピュータ、あるいはバックアップまたはアーカイブ先のメディアがわからない場合は、この方法を使用します。
照会単位のリストア処理では、大文字と小文字は区別されません。
Arcserve Backup では、[ファイル名]フィールドに、ファイル拡張子を含め最大 255 文字のファイル名を指定できます。完全なファイル名がわからない場合、ワイルドカード文字「*」や「?」を[ファイル名]フィールドに指定して、照会結果を簡単にすることができます。
注: このリストア方式は、データベース エンジンが停止している場合は機能しません。
メディア単位 -- ストレージ デバイス内の指定メディアから、バックアップ セッション一式をリストアします。リストア ジョブにフィルタが追加されていない限り、セッション内のすべてのファイルをデスティネーションにリストアします。Arcserve Backup の別のバージョンで作成されたメディアである場合、またはデータベースがメディアを認識できない場合は、この方法を使用します。
重要: リストアする項目が見つからない場合は、対応するレコードがデータベースから廃棄された可能性があります。マージ ユーティリティを実行して、リストア ソースの選択を再設定できます。マージ ユーティリティの詳細については、「マージ ユーティリティ」を参照してください。
仮想マシンの復旧 -- 仮想マシンを復旧するためのオプションが 2 つあります。
Arcserve Backup Enterprise Module をインストールしている場合、[イメージ単位でリストア]も使用できます。ファイル システムを介さずに、ブロック単位で高速にデータを読み取ってリストアする必要がある場合には、この方法を選択してください。
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